goodlike-story

♪ 知りたい・見たい・聞きたい・やってみたい・こうなった!

ワクワクと楽しい一日だった(22)

遊び仲間もできたので時間があれば麻雀に明け暮れた、それまでにやったトランプや花札とは違い断然の面白みがある・やり出したら止まらない・世の中にこんな面白いゲームが有ったのかと感じる、麻雀の麻は麻薬の麻だと言うが正にその通りだった。

麻雀仲間がいない時は雀荘にも通ったが此処には色々な人達が集まる・・ビールを飲み出前寿司を食べながら優雅にゲームを楽しんだ、ある日40代の八百屋さんの主人と対戦した時だった、この人には逆立ちしても勝てないと思った、この人の目は斜視だったので視点の予測がつかない、二度対戦しコテンパンにやられた、、この人は麻雀牌が透けて見えるのではないかと不思議な思いを感じた、

負けることを承知で三度目は勝敗抜きにおじさんの目の焦点を観察をすることに・・やはりおいらの並べた牌とか他の人の牌とかも全部見透かされているように感じる、、その後に八百屋のおじさんとは誰もが対戦を避けると聞く・誰も勝てないのだ・

ふ~ん、もしおいらがこの人だったら、3-4回に一度は知って負けて付き合うだろうな~・と、思った・・まあこんな人もいるんだ~。

友人の一人は余裕ができたのでホストクラブに勤めることになった、ホストクラブではゴルフをやるのが必須条件だとかで彼らとゴルフ場によく出かけた、当時のキャディさんは一人が一人のバックを担いで一緒にラウンドしてくれるので、残りは何ヤードで何番のクラブが良いかのアドバイスもしてくれる、プロゴルファーのキャディさんと同じようだった、ゴルフブーム以前だったので後ろの組を気にすることもなくのんびりとコース回りが出来る良き時代だった、年齢層も高く20代でラウンドする人はほとんど見かけない。

時々は寿司屋のマスターとも連れだってラウンドしたりで、このマスター持参の特製太巻きとかを芝生の上で食べるのは格別に美味しかった、お店で出しているのとは別モノを作って来てくれた・ありがたい・

このゴルフも結構面白く夢中になれた・ゴルフにはコンペと握り(賭け)が付きモノでこれがゴルフを衰退させない一因なのではと推測する、これは40代後半まで遊べた。

ある日曜日、札幌からの友人に会いに上本町へ行った、彼とは以前にビリヤードに誘っことがある、初めてだった彼はこのプレイに夢中になり、上達したいとビリヤード場で一年程働いたほどでビリヤードの賭けプロと対戦するほどに上手くなっていた。

それからはハンデを貰っても勝てっこない、、その日も彼はビリヤードをやりに行こうと言うので、しょうがないそれでは付き合おうと出かける・・上六のボーリング場内にビリヤードがあった、入口に『第一回ローテーションビリヤード大会』と看板や張り紙がある、これじゃは今日は遊べないなー、、

張り紙を読むと参加費を出せば誰もが出場できるとか、あー彼なら優勝できるかもしれない、、応援するからと出場を勧めて会場に向かった。

場内で並んでる時に彼が一緒に出ようと声をかけてくれたので、そうだね~観てるだけよりもその方が面白そうだと参加費を支払いエントリーをする。

参加者は40人超えで三つのブロックに分かれ敗者復活戦も一度あるという、敗者復活があれば一度くらいは勝てるチャンスが有るかもと期待をする、場内はざわめいているあれこれと話し声が聞こえてくる、誰々が優勝するんではないだろうかと何人かの名前を耳にする、あーきっと常連さんなんだろうな~、まあいいや取りあえずは迷惑をかけないように打とう。

f:id:goodlike-ryusei:20210912134422j:plain

優勝を狙ってる人も要る訳だし上手な人に迷惑をかけまい、球を打つ時は時間をかけずに打つことを心がけよう・そうしよう・

初戦の相手も決まりスタートの合図が聞こえた・・狙いに時間をかけずにただ勘だけで打っていった・あれれ・な~んと一回戦を勝ってしまった、今日はツイテルこれでノルマを果たせた、後は気楽にできるな~ところが二回戦も勝った・・

ありぁ~どうしたんだ~こんなはずじゃないのに、、気がかりな相棒はどうなったのかと探すと二回戦で負けて敗者復活戦になったと言う、そうなんだやっぱしな~強い人がいるんだ・・

三回戦もヤマ勘を頼りに打っていったがこの時は最後まで接戦だった・が・

あれえ~また勝ったしまったんだ、何か狐に包まれた感じだった・・いつの間にか準決勝戦になっている、、人も増えてビリヤード台の周りを囲まれ押さないでくださいとざわざわと声も聞こえる、まあ~ここまでこれたんだ負けてもいいや・・多分これで終わりだな~と・・

いつもじっくりと狙って打っても入らない球だしロクに狙いもせずに、ア~あの辺だなと当てずっぽうに打っていった、、

ところが普段は入らない難しいバンクショットも一発で決まった、周りは拍手喝采だ~球がポケットインする毎に拍手に包まれる・・なにかがおかしいと感じる・・又勝ってしまったよ、優勝戦になちゃったよ~

優勝戦の相手は敗者復活で来たのでおいらは負けてももう一度できるらしいが、結構神経を使ったのでもう一度はやりたくないな~と思いつつ、優勝戦もヤマ勘だけだー・

なぜかこの時も有利に流れてゆく、残り球が4球の時だった、狙い球の正面に邪魔になる球がある、これはクッションを利用しないと狙い球に当たらないぞ、それもかすかに薄くすれすれに当てないとポケットに入れることはできない、無理だな~

ア~あのへんだな~と時間もかけずに当てずっぽうに打った、、球はかすかに薄く当たった・・スローモーションの如くゆっくりとポケットに向かってゆく・・

この時は見物人も120人程に増えていた・・ウオーと歓声が沸き起こり拍手が鳴り響き場内を包んだ・入った・そしてストレートで優勝してしまった。

スタートから二時間以上は経過している、優勝カップと賞品を戴く・・マイクに何か感想をお願いしますと云われ、何を言っていいのか戸惑いながら・・始めて来てこんな幸運に巡り会えたことを感謝します、皆さんどうも有り難う御座いましたとだけ言った。

・・思えば対戦相手のことは全く眼中にはなくただ迷惑をかけまいと早打ちをしたこと、対戦側は相手を意識し過ぎたのだろうか早打ちのペースに巻き込まれ混乱してしまったとしか思えない・・無欲の勝利とはこんな事なのかと・・

友人はショックだったようだが、彼にはその後もいつも通りにカモられ続けた、、 

何にせよ、勝負事は何が起こるか解らない・・実力だけでは勝てないんだな~と・・

身をもって知る・・ワクワクと楽しい一日だった・・

             f:id:goodlike-ryusei:20210912134512j:plain

 

./*日付を消す*/.date { display: none; }