goodlike-story

♪ 知りたい・見たい・聞きたい・やってみたい・こうなった!

行き当たりばったり(17)

やっと解放されて大阪に戻ってはきたが仕事が無い、どうしょう・・そう言えば幼馴染の同級生が京都の西京極に居ると言ってたな~、行って見よう、

彼はお姉さん夫婦の所に住み仕事は商品の配送ドライバーをやっていた、久しぶりに会えて笑いながら会話が出来て嬉しかった、なにか仕事はないだろうかと尋ねると、近くの町工場で募集してるらしいとか・・

即働くことにする、阪急電車で梅田から西京極迄6ヶ月間通勤をした、それまで住むところは友達3人でシェアーしてたので、この間に貯めたお金でアパートを借りよう。

大阪の北地区はビジネス街で南地区は商人の町と聞いていたので難波周辺の方が仕事も多く面白いかも・・と、浪速区にアパートを借りた、4畳半・押し入れ付き・風呂なし・共同トイレで家賃¥5000だった。

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仕事はまだ水商売に興味があった、人との会話や人間模様を垣間見ることがなんとなく楽しい、

繫華街に出て宗右衛門町付近のスナックビル等を廻り募集の張り紙を探すがコレといった店もなく、3日目に御堂筋を歩いていると、50歳くらいのおじさんに声をかけられた・・お兄ちゃん今仕事はしてるの?、手伝ってくれないかと言われ、収入になるならとついて行くことにする。

元町の路地を入ったアパートの一室は6畳一間で30代と20代の女性二人がいた、そこでおじさんに手渡されたのは名刺サイズの手書きの紙切れ100枚ほど。

書かれていたのは『お逢いしたいのみち子と電話番号』だけだった。

これをチョットましな乗用車のドアーの鍵の隙間に挟んでくれないかと、、なんだそれだけでいいんだ簡単だな~、これで日当¥1000も貰えるんだ、さっそく出かけて車のドアーに挟んで廻る、100枚は数時間ほどで無くなったので又貰いに行くとおじさんと二人の女性が紙切れにせっせと手書きをしていた。

このパターンを毎日400~500枚を車に挟んで廻った、時々御堂筋を梅田まで往復し、風景や昼間のビジネス街で働き行き交う人達を眺め観察を楽しんだ。

一週間もすると忙しくなったらしく、一月後には募集で20才くらいの女性も入店した、以前にはおいらと同年代の近所の男とおじさんとでチラシ撒きをしてたが暇だったらしい、近所の男は見るからに怠け者の顔をしていた、おじさんにとっては、良い拾い物をしたようだ、何しろ健脚だから良く歩く・・

だが女性たちが何をやってるとかは考えることはなく気にもしていなかった。

3ヶ月が過ぎた頃にチラシを貰いにアパートに戻ろうとすると近くに男性3人がいて警察官もいた、ひょっとするとヤバいかもと思い黙って帰ることにする、その日から行くのを辞めた。

後に知ったのはこの手はデートクラブと言うらしい。

次の仕事を探そう~新聞の募集広告を見るがその気になる内容もなく、繁華街をウロウロしてると赤電話を設置している場所にチラシが散乱していた、読むと電話をかければ女性とデートできますと書いてある、一番下にチラシまき募集中とあった、又チラシまきかと思いつつも他に当てもなく手っ取り早いしな~

電話をかけて待つと30代の男性がやって来て小さなビルの中にある事務所に案内された。

室内には大きなグラフが掲示されていて下に13名の名前が書かれてあった、各自に持たされたチラシに番号が押してあり、電話をかけて来たお客さんに番号を尋ねてキャッチ数が解る、それを日々グラフに乗せ書きをする、ひと月単位で歩合制になるとか・・取りあえずやってみよう・・

チラシ撒きは簡単だ、足を使うだけなのでおいらには何ともない、ひと月後のグラフには二位を1.5倍ほど離してダントツの一位で給料は5万円を超えているホクホクだ~(当時の平均給与3万円位)

その日も繫華街の周辺や赤電話付近にチラシを撒いては何度か周回をしていた。

ちょっと一休みしようか・・赤電話付近に立っていると傍に可愛い女の子がいる、

あっ~思わず声をかけた、明日の約束をしてワクワク気分で一日が終わった。やった~。

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