goodlike-story

♪ 知りたい・見たい・聞きたい・やってみたい・こうなった!

中学生になった(13)

カバンを片手に真新しいつめ入りの学生服を着て中学校に行く、各小学校からの集合体になり全クラスは13組:総数は700名もいる、今とは大違いの生徒数だ、僕は一年2組:男子53名のクラスで小学校の同級生は地域外になり誰もいなかった。

f:id:goodlike-ryusei:20210922162408j:plain

中学に入っても勉強はしなかった・・お前みたいな奴は勉強はするなと義父の怒鳴り声が耳にこびりついてる、トラウマだ。

運動能力テストは上位に位置した、足が速く特に反復横飛びとかは楽にやっても一番だった、駅伝や水泳大会には選手として選ばれたが、水泳大会では忘れられない失敗を思い出す、平泳ぎ25メートルを往復する時に、皆を驚かしてやろうと、25メートルを潜ったまま泳ぐことにした、スタート合図とともに飛び込んで潜ってまま15mほど過ぎたところでざわめきの声が聞こえだした、よしこのまま潜り続けて行こう、

まだまだ余裕があるぞ、25m迄にはあと二漕ぎくらいかな~と、思い切り漕いだ瞬間に『ガツン』と頭に強烈な激痛が走った、よりによって漕いだ時にコンクリートに頭部をぶっつけてしまった、痛ッ~復路はボーとしたまま失速してしまい、楽勝のはずが3番目になってしまった、やはりどこか間が抜けてる。

 

隣に家が建って引っ越してきた、某銀行の支店長さんご夫婦と20代の娘さんが二人、隣とは壁がなく3mX6mほどの庭に鎖に繋がれたままの日本犬の番犬(ジョン)がいた、ジョンはおとなしい犬で吠えることもなく番犬の役目をはたすこともない、食事は与えられるが鎖に繋がれたままでいつも寂しそうな表情をしてた、ある日、誰もいない時にジョンの鎖をはずして外に連れ出した。

近くの田んぼで一緒に走り廻った、ジョンは喜び勇んでハシャギまくっていた、こんな経験がなかったのだろう・・それからは時々鎖を外し一緒に遊んでやることにした、、いつの間にかジョンの尊主は僕になっていた。

犬にとっての尊主は一人しかいない、4人家族で犬が一匹いたとしても尊主は一人に決められている、犬は尊主さんの敵か味方の判断をする、尊主さんに優しい人達はみんな味方になる。

あるスナックのママがこんな話をした、うちの犬はね、主人に吠えるのよ・・と言ったのだが、これはご主人がママに吠えてる事を意味する、犬は嘘をつかない、ご主人はママの敵であると判断をしているのだ(気の強いしっかりした犬は尊主を守ろうとする)

 

すぐ近くに、と殺場が建てられた、食肉・皮革などにするため豚・牛・時々馬もいた、それらを殺処分する場所になる、業務が始まり出した頃から時々夜中に豚の泣き声が聞こえる時があった。

半年が過ぎた頃の休日にこっそりと恐れながら見に行った、豚は4.5頭が入る格子状の枠に分別して入れられる、処分する時にはここからコンクリート壁の出口(80cmX100cm位の穴)に追い立てて押し出す、出口で待ち受けた処分担当者は先端が棒状に尖った重いハンマーのような物で豚のこめかみあたりに一撃に振り落とす。

的中すれば一瞬でバタッと倒れる・・が的を外せば暴れまくり必死にもがき叫ぶ、この時は悲惨だ、、

二年生の頃に牛や馬の、と殺現場も何度か見に行った、牛はおとなしい、人に逆らわない、静かに涙を流しながら死を待つ、人が横についてなだめてじっとしているので的を外すことがない、一撃で倒れる時は体重が重いので、ドサッと大きな音と供に倒れる。

牛は古来から人にとって貴重な存在である、農作業や運搬のけん引として働き、牝牛は乳を供し、乾燥させた牛糞は家壁や燃料にもなる、そして食用にされる、、

何と言っていいのか言葉にできない、、ヒンズー教では牛を神様として崇拝することも理解できる。

馬は敏感なので恐怖心を取り除いてやるために目隠しをして一撃を加える、、

彼らはこの場で処分されることを知っている、目の前に処分された仲間を見たり、匂いで解る、豚が夜泣きしていたのは死を察知していたからなのだ、、今はどのように処分されているかは知らない、、

近所の子供は誰も見に行かなかったのに、行ったのは僕だけだった、、

 

魚釣り行くお金が必要になったので又新聞配達を始めた、休みの日には一人で川や海に釣りに行くことが唯一の楽しみだ、そんなある日に同級生に声をかけられた、近くにお金になるところがあると言う・何度か行ったので一緒に行こう・着いたところは僕んちだった。

トタン板の塀の下の土を掘って穴を作り、手を伸ばせば金属片が盗れた、彼の期待を裏切りたくないので一緒に手伝って遊んだ、が、その後は盗れないようにブロックを置いて修正をしといた、一年後に彼は移民としてブラジルに渡って行った。

 

二年生になれば行動範囲も広くなり好奇心も沸いてくる、博多の駅前通りの繫華街を観に行った、洋服店・食堂・居酒屋と目新しい、キョロキョロしてると一枚の張り紙を見つけた、スズメ・食用ガエルを買います・と書いてある、当時の焼き鳥はスズメだった、今のスズメと違い丸々と太って3倍位の大きさはある、ふと右下を見ると10数匹の生きた食用ガエルが囲ってある、へえ~こんなところがあるんだ、おもしろいな~

それから2ヶ月が経った頃、夕方に食用ガエルが鳴いてうるさい時があるんだと近所の友達が言う、、近くだし今度行って見よう・・

./*日付を消す*/.date { display: none; }