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♪ 知りたい・見たい・聞きたい・やってみたい・こうなった!

地獄の虐待が始まった(10)

小学5年生・この頃から地獄を体験することに・・

昼間、従業員3名は中古の1トントラックで納品物を回収に出廻り、お母ちゃんは3Km程先まで歩いて買い物に出かけている、義父と二人だけになる・・家の前の道路脇に幅2mほどの小さな川があり、柳の木が立並んでいる、義父はその柳の木の枝を折り持ち帰って来た・・悪い予感は当たった・素っ裸にされてバシッバシッと鞭打たれた。

日々何一つ逆らう事もなく仕事の手伝いもしてる、どうして、なぜ、子供のおいらに理由は解らないが一度ではなかった、時期を見計らっては鞭打たれた、だがこれは地獄への始まりに過ぎなかった・・

ある日こっちに来いと2階の部屋に連れ行かれた、手を出せ!と言われ、、

恐る恐ると手を出すと中指と人差し指の間に鉛筆や柳の枝を挟まれた、何をされるんだろうと思った瞬間に・・ギャ~激痛が走った痛い痛い痛い・・小学生の小さな指間に鉛筆や柳の枝を挟み40男が思い切りに握り潰すのだ、痛いってもんじゃない、ギャーと声を上げた途端に頭をガンガンと殴られた、泣くな、泣くな、泣くな、泣くと殴られる・・

歯を食いしばり必死に耐えるが、ガクガクと全身が震えだす、ム・ム、ム、ム~、何度も握り直しては力を込めてくる・耐え難い無言の苦しみが断片的につづいた・・

どのくらいの瞬間だったのだろうか、なん~にも憶えていない、放心状態になっていた、数日後に・・又来た~今度は指間に二本の鉛筆を挟まれた、握り潰す・・必死に必死に痛みに耐えるが耐えられない、地団駄を踏む、踏む、どうにもならない、全ての記憶が無くなる、次は左手だーと声が聞こえた・・差し出すと、同じように握り潰される、何が何だか解らない、泣くにも泣けない・・全身は震え・固まった・・

終えた後に指を見ると前回よりも酷い、赤・青・黒・紫色になってる、指が動かない、鉛筆を持つと手が震えて持てない、前回もそうだったが夕食時に指で箸を挟めないので手のひらで箸を握ってなんとか食べたが・・

三度目は宿題をしてる時に義父が来た、とたんに全身が身震いした、恐怖に震えだした、全身がブルブルと小刻みに震えて止まらない、怖い、死ぬほどに恐しい、死ぬよりも痛い・・耐えられない・・

終えた後に目を触ると泣くことを耐えても、目の縁は涙で乾いていた、泣くと殴られるのは、近隣に泣き声が聞こえるとマズイのか・・裸にして鞭打ちするのは傷の痕跡を気付かれないためなのか・・

お前は勉強なんかするなと云われた、その後は二度と教科書を広げることはなかった

この日の夕飯時もやはり箸が持てない、手の平で箸を握ろうにも手が震えて握れない、ダメだ食べれない、サジを投げた、食べるのをやめて部屋行き、ジッとしてると、お母ちゃんが入って来た、、

さすがに様子がおかしいと気付かれたのだろう、ちょっと手を見せてごらん・・手を差し出すと、お母ちゃんの表情が一変した、、どうしたのー

心配をかけまいと黙ってはいたが、隠せないので指に挟まれたことだけを話した・・この時の母親の無念さ・絶望感は耐え難いことだったろう・辛かっただろうな~悔しかっただろうな~お母ちゃん・ごめん・

あれほどの苦しみと痛みに泣くこともできない、、泣きたい、泣きたい、思いっきり泣きたい・・泣き場所を探した・・

すぐ側に50m四方ほどの原っぱがある、草むらは高さ1m以上になっていたので外からは見えない、19時前だったか、草むらの中に入り草を折りたたんで座り込んだ、すぐに涙は出てきた、悲しい、本当に悲しい・自分が可哀そうでどうしょうもなかった・

つぶやいた、、お父さん、お父さん、僕のほんとのお父さ~ん、迎えに来て、僕を迎えに来て、ぼくはここにいるよ、見えるでしょ、逢いたいよ、どうして死んじゃたの、

お願いだから迎えに来て、僕は何でもするよ、何処へでもついて行くよ、何でも言う事を聞くから迎えに来て~泣いた、泣いた、又泣いた、、いくらでも泣けた・・

二時間近くなったんだろうか、涙は乾いて出なくなっていた、、ふと上空を見上げた・月が煌々と輝いていた、、なんときれいな月なんだろ~・・九月の満月だった・

きっと思いはお父さんに届いたはずだ、気が晴れた・お父さん、また逢いに来るからね、その後も二度泣きに行った、、もしお姉ちゃんが生きていたらこんなことには・・

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数日が経ち、学校から帰った時に修羅場を目にする、言葉もでない・・義父がお母ちゃんを殴る蹴るを繰り返してる、ウワッどうしよう、どうしよう、どうにもできない、おいらの力ではどうにもならない、又ぶん殴られる口を開けたまま茫然と嘆き立つ、が、

あれ何かおかしい、お母ちゃんが義父に向かってゆく、放つ言葉も、もっとやれ、すきなだけ叩け、もっと叩けとしがみついて殴られてる、どうして・・20分程が経過して義父も諦めたのか立ち去る、、

それから2週間ほどが経過した、又だ、又お母ちゃんが殴られてる、髪の毛を掴まれ引きずり廻されてる、ウワッ、それでもお母ちゃんは向かってゆく、もっとやれ、気が済むまでやれと・向かってゆくのだ・・

又20分程して義父は去った、、おそるおそるとお母ちゃんのそばに近づく、髪の毛が引っこ抜かれていた、、僕は何も喋れない・・

お母ちゃんが静かに口を開いた、もう大丈夫だからね・・・と言ったが、意味が解らなかった・・

お母ちゃんのもう大丈夫だからね・の・意味が理解できたのは何年もの後だった・・ お母ちゃんは我が身を投げ打って僕を守ろうとしたこと、私を殴ってください・気が済むまで殴ってください・その代わりに二度と子供には手を出さないで・私を私を殴ってくださいと向かっていってたんだ・・

なんてこった・これがお母ちゃんの教育だった・・!ごめんなさい・

ありがとう・おかあちゃん!

 

その後に指攻めは無くなったが、ある日ご飯炊きに失敗して右ほほを大きな平手でバッシーンとヒッパカレた時は4mほど吹っ飛んだ、そんなこともあり恐怖心は抜けることなく、毎日が予断を許さないとの思いはずっと~ずっと~続いた・・

今までに事故やケガは多々経験したが、生涯あれほどの痛みは感じることはない、ケガや事故は予期せぬ瞬間の出来事であって痛みは後からやって来るが、事前に予知できる痛みには脳が先に知る・・感受性も高く脆弱な子供が感じる痛みは厳しい・・

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