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♪ 知りたい・見たい・聞きたい・やってみたい・こうなった!

新宿に着いた・・(6)

どこからか聞こえてきた、新宿~新宿~、着いたなーさあ~降りようか、列車から駅構内を出て街を眺める、、新鮮な気分だ、ここが歌の文句にある新宿なんだ、,

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この街で新しい発見と出会いがあるんだろうな~、そんなことを言い合いながら三人で第一歩を踏み出す、早速働き場所を探さなきゃーおまんまが食えないぞ、歌舞伎町全域を歩き回り募集の張り紙を探す、一件、二件。三件とあっが、新宿で一番大きな店で働きたい、、残念、募集をやっていなかった、しょうがない、じゃここにしよう、

西武新宿駅前の五階建てビル、地下1・2階が店舗”NIKKA BAR” OO”とあった、表の看板にはハイボール¥80と超安のBARだった、面接をしてもらうことに、用意した履歴書はバーテンダー経験2年半にしておいた、少しでも経験がある方が給料は高いだろうからの理由だったが、入店時はみんな定額給料だそうだ、すぐに決まった、友人も面接時間をずらしてウエイターとして入店した、

寮があり一食付き、店内は地下1階に楕円形カウンターとロングカウンターが5つ、地下二階は3つのカウンターと厨房があった、従業員はマネージャーを含めて19名ほど、もう一人の友人は近くのBARに入店した。

3日ほどで慣れたのか周りが見えてくる、大阪の客層は商売人とか職業を読めない人達が結構いたが、ここは会社帰りのサラリーマンとOLにOOOの学生とかではっきりとしている、勤め帰りや学生は仲間内で会話を交えるのでほっといた方が良さそうだ、一人客にはそれとなく話しかけて会話を交わすことになるが・・

ここで首都と地方の差を感じることになる、それは語学力と社会常識のレベルだった・・日々新聞を読むことは最低限のことだと感じる、なるほど~知識が必要なんだ・・・勉強しなきゃ~、、、

 

時々お水の女性がやってくるんだが、何故か出勤前に飲みに来る、お客さん相手の聞き話よりも本音で話が出来るパートナーを求めに来たんだろう、独り身なんだ、、晩年に解ったが20才頃にはそんなことを考える余地もなかった、

当時は彼女達の店が閉店する頃には他の店も閉店していて、それ以降にやってる店と言えばオカマの店くらいだった、

ふた月を過ぎたころに楕円形カウンター7人席を一人で任される、ある日開店間もなく一人の女性が座ってくれた、するとその後もまた女性が一人、次は二人連れ、、結局7席が女性客で埋まった、他のカウンターは一人もお客は座っていなかった、この時カクテルの注文がダブったので、両手で同時に二つのシェーカーを振ることにした、すると先輩バーテンダーの目線を一斉に感じる、両手にシェーカーを持ち同時に二つのカクテルを作る姿を見たことがなかったのだろう、、そんなこともあり給料は毎月上がった、これが東京なんだと感じる・・

一か所に女性客が集中したのは、これは単なる女性心理にしかない、先輩はモテた思っただろうが違うんだなー、誰かが座っている安心感と、何かあるのかな~と、好奇心に惹かれただけのことなのだ、そんだけ、、

職場で大阪と東京の違いを感じたのは上下関係だった、ここでは先輩面をするような人がいない、仲間意識が高く協調性と実力主義を大切にし紳士的で働きやすかった、芸能界も身近に感じる、某有名プロダクションの課長が遊びにおいでと名刺を置いて行く、先輩は映画会社に知り合いがいるから何時でも紹介するからと言う、、新人でも同等に扱ってくれる、ここには地方にはない優しさがある、、

 

一つだけ困ったな~があった、、最初に給料を貰って寮に帰ると誘いがあった、みんなでおいちょかぶ(賭博)をやるんだ、これは恒例だと言う、、流れに逆らわぬ主義なので仕方なく友人ともども付き合うことにする、初めてだったが、ルールは簡単⑨に近い数字が勝つ、古今東西ギャンブルのルールは子供でも覚えられる、

こりゃー負けると大変だ~ひと月分の給料を失うことになる、何が何でも負ける訳にはいかないと何度も肝に念じた・・どうすれば良いのか・

先に配られた数字以外が<残り札の中にある>この数字を読み取ることと<感>だけが頼りか、、、

方針は決まった、、これが夜明けまで続くのだ、一月分の給料を負ける者もいた、が、とりあえずは負けずにホッとする、少額を手にしたが嬉しくはない、ふた月目もその後もあったが、4ヶ月でやらなくなった、理由はおいらの一人勝ちになったからだ、他の誰もが勝てなくなっていた、貸し金は貰わなかった、仲間内の賭け事には興味がない!

 

首都に来たんで腕のいいバーテンダーを見てみたいとの思いがあり、新宿の一番大きな店に行き、何人かの手ほどきを拝見したが、これと言って学べるモノはない、以前の店の方がレベルが高かった、、雑誌とかではホテルのバーテンダーが一流だと記してあるので某有名ホテルに行ってみたが、これも参考外だった、日々こなす数が少な過ぎる、ホテルBARの来客数は限られているのだ、、違いと云えば客層なんだろう、

そうこうしているうちに半年ほどになる、月日の過ぎるのは早いものだ・・次は札幌だなー・・・良かった良かった、みんな優しかった、、楽しかった!

 

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